2012年最初の足立研セミナーを開催しました。

平田健太郎准教授 (奈良先端科学技術大学院大学,2008年に約半年間ケンブリッジ大学に滞在),田中玲子博士(Imeprial college London,元物理情報工学科専任講師),Malcolm Smith 教授(Cambridge university)に,創想館地下2階マルチメディアルームで,つぎのプログラムで講演していただきました。

今回は,ケンブリッジ大学や英国に関連する3名の先生方に講演していただき,大変豪華なセミナーになりました。

  • 15:20 – 15:50 Dr Kentaro Hirata (NAIST) : Gain Scheduling Control Experiment of Balancing Transformer Robot
  • 15:50 – 16:20 Dr Reiko J. Tanaka (Imperial College London) : Design principles of biological control systems
  • 16:30 – 18:00 Prof Malcolm Smith (Cambridge University Department of Engineering) : Active versus passive control: new directions for the control of mechanical systems
  • 平田先生にはゲインスケジューリングに関する理論的なご講演と同時に, LEGO で作成されたロボットの実演もしていただきました。

    田中先生には,バイオシステムへのモデリング・制御理論の先端的な応用に関する興味深い講演をしていただきました。物理情報工学科の先生方にも聴講していただきました。

    最後の Smith教授は,彼が考案したイナータについて,電気回路網とのアナロジーの理論的な話から,ビデオを使ったF1レースへの応用例の話まで,幅広い内容をゆっくりとしたわかりやすい英語で講演していただきました。

    この足立研セミナーが2012年の足立研全体の仕事始めでした。

    ケンブリッジ大学では翌週の1月17日から2学期にあたる Lent term が始まると Malcolm は言っていました。ケンブリッジ大学は3学期制で各学期は約2か月しかなく, Lent term は1月17日から3月16日までです。