10月30日に九州大学箱崎キャンパスでSICE(計測自動制御学会)セミナー「制御のためのシステム同定」のセミナーが開かれ,システム同定の基礎に関する講義を6時間行いました。

 この講義は遠隔講義システムを使って京都大学の会場にも中継されました。九州会場では20名,京都会場では15名の計35名の方が受講されました。午前中は京都会場への中継の調子が悪かったのですが,午後からは回復しました。長時間にわたって受講された皆様,ご苦労様でした。また,九州会場で運営にあたった向井先生(九州大学),岡島先生(熊本大学),京都会場の蛯原先生,藤岡先生(ともに京都大学),ありがとうございました。慣れない2会場を結んでの運営,大変ご苦労様でした。
 長年続いた佐野先生(慶大)と足立の講師陣による開催が終わり,今年は「制御のためのシステム同定セミナー」の過渡期です。足立が基礎編を担当し,奥先生(大工大)が部分空間法を,池田先生(徳島大)が連続時間同定などのアドバンスト編を担当されました。なお,来年度からは内容を刷新して開催される予定です。
 九州大学は,箱崎地区,六本松地区,原町地区のキャンパスを伊都キャンパス統合移転しています。そのため,セミナーを行った箱崎キャンパスは閑散としていて,ゴーストタウンのようでした。