「MATLABによる制御のためのシステム同定」を刊行したのは1996年11月でした。それから10年以上経ち,内容を刷新することにしました。書名も「システム同定の基礎」とし,新しい本として9月10日に発行予定です。
 理論的な説明や,演習問題を増強したため,前著では200ページだった本が250ページになりました。ページ数は増えましたが,定価は2700円(税抜き)のままです。これはお得です。前著をお持ちの方も,ぜひ刊行されたら書店で立ち読みしてみてください。

 これまでは,「MATLABによる~」という枕詞で何冊かの本を書いてきましたが,これからは,「○○○の基礎」という基礎シリーズの刊行を個人的には目論んでいます。「システム同定の基礎」は,実は「電気回路の基礎」(足立,森著,2007)(残念ながら,この本は全く売れていないので,ほとんどの人は知らないと思いますが...)に続くシリーズ2冊目の本にあたります。