9月17日(木)に物理情報工学科4年生(約120名)の「プレゼン技法発表会」が開かれ,足立研のB4学生6名も日ごろの研究成果を発表しました。
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 プレゼン発表会について、B4式守が報告します。

 物理情報工学科では,毎年9月の中旬頃に4年生が各自の卒業研究について発表するプレゼン発表会が開かれます。4年生が6つの会場に分けられ(1会場,約20名です),スライドを用いた1人10分の口頭発表の後,各会場にいる4人の先生方から5分間,質問を受けるという形式です。およそ半年の間,各自で進めてきた研究の総まとめであり,他研究室の研究を知る良い機会でもあります。さらに,4年生は春学期に「プレゼンテーション技法」という授業を受けており,その技術を披露する場所も兼ねています。

 足立研究室のB4学生は,8月の中旬頃からこの発表会の準備に入ります。まず,発表内容をA4用紙1枚にまとめるレジュメの製作です,半年間の研究内容の全てを1枚にまとめることはできないので,最も良い成果が得られた点や苦労した点など,自分の「売り」が何かを考えてまとめていきます。その後,レジュメの内容にしたがって,スライドを準備していきます。

 足立研では9月の上旬に夏合宿があり,ここでB4学生はプレゼンの練習を行います。20人ほどの先輩方を前にほぼ本番と同じ形式で発表するため,非常にいい練習となります。ここで,先生や先輩方から指摘を受け,本番までに修正をしていきます。足立研には,学会のような大舞台での発表経験が豊富な先輩や,過去に優秀プレゼンターに選出されている先輩がたくさんいて,とても心強く感じました。しかし,レジュメ・スライドの両方を修正しなければならず,合宿が終わってから本番まで1週間あったものの,それほど余裕はありませんでした。

 プレゼン発表自体が初めての経験だったので,レジュメやスライドの製作も口頭発表の練習もなかなかうまくいかず,自分の考えを周囲に伝える難しさを身をもって知ることができました。しかし,今後の研究生活を考えると,とても良い経験だったと思います。【式守 崇 記】
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今年の足立研4年生も例年同様,準備から当日の本番まで一所懸命頑張ったと思います。また,大学院生の先輩,そして協定研究生の大木君(東大D2)など足立研の頼もしい先輩たちが,私が制御理論シンポジウム参加で不在中,献身的に発表練習に付き合ってくれました。ありがとうございました。B4学生のみなさん,卒業研究も大いに期待しています。【足立記】