大阪大学の大須賀公一教授に足立研セミナーで講演していただきました。
私の大学院の講義「モデルベースト制御理論」の講義の一環として大須賀先生に講演していただきました。30名弱の受講生に聴講してもらいました。講演タイトルは「制御系に埋め込まれた陰的制御則が適応機能の鍵を握る!?」でした。特に,最後のスライドで紹介された「KISS原理」(”Keep it simple and stupid”(単純にし続けろ))のお話は印象的でした。私も最近,モデリングの奥義は「単純化」であると思っており,その考えとも呼応するものでした。
 KISS原理と同じような原理に「オッカムの剃刀」があります。また,アインシュタインは「何事もできるだけ単純な方がいい。しかし,単純にしすぎてはならない」と言っていますし,ダ・ヴィンチは「単純であることは究極の洗練だ」とも言っています。
 もうひとつ「場」(環境)と制御系の相互作用のお話も興味く聞きました。この理論を数行程度にまとめる能力を私は持っていませんが,特に,生物の例を使って環境が制御性能に大きく影響しているお話をされました。
 よい「場」を提供することが教育の一つの目的であると考えます。大きく言えば,慶應義塾大学が教育・研究のためのよい場であり続けられるように努力することが重要であり,身近で言えば足立研究室が足立研学生にとってよい場であるように努力するのが指導教員の仕事だと思っています。

その後,システムデザインマネージメント研究科の西村教授のところの成川助教にお願いして,日吉協生館を見学させていただきました。同じ慶應義塾大学とは思えないちょっと不思議な空間でした。

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