9月4日(日)~7日(水)に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で行われた inter-noise 2011 の出張についてB4の西田が報告いたします。

inter-noise(国際騒音制御工学会議)は1972年に第1回がワシントンで開催され、 以後 毎年世界各地で開催されている学会です。日本でも何度か開催されていますが、今回は足立研でも研究を行っているアクティブノイズコントロール(ANC)に関する最新の情報を得るために出張に行かせていただきました。

初めての学会聴講、しかも国際学会であるということで緊張しながら大阪へ向かいました。台風の影響で新幹線が遅れるというハプニングもありましたが、無事4日の夜には大阪に到着し、レセプションに参加することができました。レセプションでは食事にたこ焼きが出てきたことで緊張が少し和らいだ一方で、外国の方はたこ焼きを珍しそうに食べていたのが印象的でした。

5日は朝から HONDA の佐野 久さん(宇都宮大学 足立研で博士学位取得)の キーノート講演 “Modern advancements in passive and active noise & vibration control technology in automobiles” を拝聴させていただきました。勿論英語での講演で全てを把握することはできませんでしたが、スライドの構成、英語の発音ともにとてもわかりやすい発表でした。私自身プレゼン発表会を控えていたのでスライドの構成はとても参考になりましたし、英語力の重要さも改めて感じることになりました。

佐野さんの講演の後はANCについてのセッションを聴講しました。ANCにはさまざまなアプローチ法があり、自分の行いたいアプローチだけではなく他の方法も知ることでより深く研究に取り組んでいけるのではないかと感じました。英語はわからないときもありましたが発表者一人一人が自分の研究に真剣に取り組んでいることが伝わってきて、私も研究に対するモチベーションが上がったように思います。

また、夜には共同研究をさせていただいている HONDA の方々にお食事につれて行っていただき、会社の話、研究の話、海外出張に行かれたときの話など興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。

まだまだ研究には取り組み始めたばかりですが、今回の経験を踏まえて常に向上心を持って勉強、研究を行っていきたいと思います。