DSC00341今朝,廣田幸嗣氏(カルソニックカンセイ/日産)のエッセイを足立研ブログに掲載し,廣田氏とメイルのやり取りをしていたら,自分でも雑文を書きたくなってしまいました。

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オフレコ情報の重要性
                        足立修一

いろいろな情報を電子的な手段を用いて容易に手に入れることができる。

グーグル,ウィキペディア,フェイスブック,ラインなどを使えば瞬時に必要な情報を取り出すことができる。現代社会を生きていくためには,これらの手段を有効に使えたほうが断然有利だろう。

そのとき一番重要なことは手に入れた情報が本当の情報なのか,偽物のうさん臭い情報なのかを見極める能力だろう。これは教養や基礎学力を持っていないと難しい。残念ながらそれを web は教えてくれない。

ただ,このようにして得た情報は,だれでも手に入れることができる「当たり前の情報」であることに注意すべきである。知っておくことは重要だし,最低限知っておかなければならないかもしれないことだが,それを知っているだけでは他者との差別化を図ることはできない。

本当に意味のある情報は,FACE-TO-FACE で話を聞いて,得た情報ではないだろうか? 特に,「ここだけの話ですが…」といったいわゆる「ウラ話」の価値が高い。

足立研セミナーで第一線の講演者にお話ししていただき,ときどきビデオ撮影し,YouTube で配信しているが,公開しているビデオでは「ウラ話」をカットしている。残念ながら,そのウラ話がおもしろい。

前回の植村教授の電子出版に関するセミナーでも,「オフレコ情報」の部分が特に興味深かった。「大須賀・足立の制御人①」で私がゲストのときのビデオでも40分以上のオフレコ話をカットしている。

いまは何でも web や YouTube においてあるから,自宅にいたってなんでもわかりますよ,と思っている若者がいたら,それは大間違いである。

時間とお金をケチらず,将来の自分に投資する気持ちで,いろいろなところに出向いて,一流の人のお話をたくさん聞き,そして議論しなければならない。

若いときにこれを実践しないと,年取ってからボディブローのように効いてくる。個人のレベルであれば,仕方なかったね,ですむが,20年後に日本全体がボディーブローのダメージを受けていないとよいのだが。