DSC01952 (768x1024)北森俊行先生(東大名誉教授)に足立研セミナーで講演していただきました。

講演題目は 「制御工学における表現と理論の連続性」 でした。

セミナーには足立研学生だけでなく,6月に足立研セミナーで講演していただく石崎先生をはじめとした東工大の方も参加してくださいました。

北森先生にはこれまで2回足立研セミナーで講演していただいたので,今回が3回目のご講演になります。年齢のことを言うと北森先生に怒られてしまいますが,80歳を超えて若い聴衆に夢を語れる姿に感動しました。

北森先生,ご講演本当にありがとうございました。

北森先生のご講演の「はじめに」の文章を以下に掲載します。

  • 工学とは何かを考えたとき,単なる数学や物理学の応用ではない,工学のアイデンティティーがあるように思われる。確かに数学は工学のためにあるのではないから,工学のために適合するとは限らなし,物理学も自然のありのままを探求するけれども,ものの造り方を教えたくれるわけではない。したがって工学はわれわれで創らなければならない。しかし自然はわれわれに束縛条件として働いてくる。それと整合をとらなければうまくいかない。
  • 工学ではどんな部品をどのように組み立てて目ざす機能,性能を実現するかということを解決する。制御工学にもこの問題があると思われるが,今回は実用的な制御系設計理論を考える過程で,連続性ということがいろいろな場面で浮かび上がってくることに気付いたので,そこに焦点を当ててみた。そのほかに,方程式を立てて考えるということがよい結果をもたらすことも強調したい。さらに幾つかの分かれ道がある場合にできるだけ全部を吟味することが有効であることにも触れたい。
  • セミナーの最後に,私が「北森先生のように若さを保つ秘訣を教えてください」と質問したところ,北森先生は,野依良治氏の「国家の衰退は自らのあるべき姿を見失ったときに始まる」という言葉を引用されました。北森先生はこの言葉を,「自分の老化は自分のあり方を見失ったときに始まる」と言い換えて自分の在り方を見失わないように気を付けています,とお答えになりました。

    自分がなれるかどうかまったくわかりませんが,80歳を超えても学生相手に制御やシステム同定,そしてカルマンフィルタのセミナーをできるようになりたいと,心から思います。

    なお,ご講演のビデオは Youtube の Keiochannel の 足立研セミナーのページ にアップロードされています。
    こちらです。

    ぜひご覧ください。

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