共同研究で長年にわたって大変お世話になった廣田幸嗣氏(前カルソニックカンセイ,日産)に,1年ぶりに鎌倉でお会いしました。

今日は,廣田さんとの共同研究で活躍してくれた川口貴弘君(東工大)の博士学位取得のお祝い会を鎌倉で開いていただきました。一緒に共同研究をしている丸田一郎さん(京大 航空宇宙)も,GW中にもかかわらず,京都から駆けつけてくれました。

私が宇都宮大学にいた2004年に,初めて廣田さんにお会いしました。それ以来,10年以上にわたって共同研究などでご一緒しました。最初はカルソニックカンセイの佐野事業所,その後は埼玉県宮原にある本社で共同研究のミーティングを行いました。

共同研究のミーティングを午前中に行い,その後,廣田さんを囲んでランチを食べながら,博識の廣田さんからいろいろ教えていただくことが,われわれ(足立,丸田,川口)の最大の楽しみでした。美味しいランチという点も重要で,その点,佐野は美食の宝庫でした。

食べてばかりいたかと言うとそうではなく,共同研究の成果が2冊の著書になったことも大きな成果でした。

共同研究は一企業のためだけに行うのではなく,広く社会のために行うものだと思います。

今日は,廣田さんの地元の鎌倉市雪ノ下のイタリアンレストラン “Trattoria Fonte” で美味しいランチをいただき,久しぶりに廣田さんのご高説を拝聴しました。相変わらず廣田さんはクリアです。

いろいろな話題が出ましたが,以前も廣田さんから教えていただいた,計算機科学者 アラン・ケイの “The best way to predict the future is to invent it.”(未来を予測する最良の方法は,それを発明することだ)は,本当に名言だと思います。

食後は場所を変えて,珈琲浪漫と蓄音器「カフェサンスーシ」で美味しいコーヒーと SP レコードを蓄音器で楽しみました。真空管のアンプで LP レコードも聴かせていただきました。

先月は仙台で下館先生たちとぜいたくな時間を過ごし,今日は鎌倉の素敵な空間で廣田さんたちと素晴らしい時間を過ごしました。いくつになっても,素晴らしい仲間からいろいろなことを教えていただけること,とても倖せだと思います。