大須賀公一教授(阪大),杉江俊治教授(京大),三平満司教授(東工大)を迎えて,足立研セミナースペシャルを開催しました,

足立研セミナーの発表内容は以下の通りでした。

  • 大須賀公一(大阪大学): コマツへんな建機協働研究所妄想
  • 杉江俊治(京都大学): カーネル法の制御応用
  • 三平満司(東京工業大学): 劣駆動系:非線形制御の玉手箱
  • わが国の制御理論と応用を代表する3名の先生による講演は,どれもハイレベルで,かつわかりやすく,刺激的な内容でした。これらの素晴らしい先生方と約30年にわたって親しくお付き合いさせていただけていることを幸運だと思っています。

    足立研学生以外の学内外からの参加者もたくさん聴講してくれました。さらに,物情3年生も参加してくれました。

    特に,若い学生や技術者には,さまざまな分野の話を「生」(LIVE)で聴いて刺激を受けてほしいと思っています。これが足立研セミナーの目的の一つなのです。

    たくさんの講演を聞くことによって,よい講演とそうでない講演がわかるようになります。それがわかったら,よい講演の真似をして自分のプレゼン技術を向上させることができます。まさしくフィードバック制御です。

    幸いなことに,足立研セミナーで講演していただく先生方はみなさんプレゼンの上手な方ばかりです。ここでプレゼンがうまいとは,ただしゃべくりがうまいというのではなく,しっかりとした裏付けのある学問を究めたうえでのお話しなので,説得力があるのです。

    蛇足ですが,講演(もちろん授業も)を聞くときに大切なことを書いておきましょう。

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    CLOSE YOUR PC
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    人の話を聞くときに,PCを広げて内職などするのだったら,聞く必要はまったくありません。部屋を出ていくべきです。

    真剣に聞く訓練をしてほしいと願っています。

    なかには,講演を聴きながらPCでネットサーフィンをしても講演の内容がすべてわかってしまう,聖徳太子のような天才もいらっしゃるでしょう。しかし,悲しいことに私を筆頭にほとんどの人は凡人なのです。