1月12日~13日の一泊二日の日程で,広島の湯坂温泉郷のホテル賀茂川荘で,有志8名による第1回システム同定研究会を開催しました。

全員発表で,未完成の内容でもよいから,いま考えている研究テーマを思いっきり話していただくことが目的でした。発表時間は一人あたり1~2時間とじっくりと取って,その半分以上はディスカッションでした。

普段の学会では恥ずかしくて聞けないことも直接聞くことができて,非常に勉強になりました。参加者全員がシステム同定のプロなので,意思疎通が図りやすく,とても楽しい時間を過ごすことができました。

私は「システム同定理論の研究の変遷と今後の展望 ~周期的励起信号を用いた非線形システムの同定~」という題目で,初日の夜9時から10時までの約1時間お話ししました。機械学習とのシステム同定の接点である「非線形システム同定」について興味を持っており,お正月に勉強したことをお話ししました。

研究の基本は Face-to-Face のディスカッションからだと思っており,今後もこの研究会を継続できたらと考えています。

昨年8月の足立研夏合宿での杉江先生との雑談の中から誕生したこの研究会ですが,今回の研究会の運営に関してはすべて稲本さん(京大補佐員)のおかげです。素晴らしい会場を探してくれて,きめ細かい運営をしてくださった稲本さんに大感謝です。ありがとうございました!