7月3~4日にシステムイノベーションセンターが主催したセミナー「システム構築のための制御講座」が開かれました。

このセミナーのオーガナイザーは滑川先生(慶大)で,私は初日の夕方に「カルマンフィルタによる状態推定と予測」という題目で1時間半,講演しました。他の講演者は,木村英紀先生(東大名誉教授),平田先生(宇都宮大),滑川先生(慶大),畑中先生(東工大)というそうそうたるメンバーでした。

Teamsを使ったオンライン講義でした。
Teams に慣れていないため違和感だらけで,出来の良くない講演でした。

従来の対面型の講演だと,私は聴衆の反応を確かめながら話を進めていきます。聴衆の顔と目の輝き,うなずき方などを見れば,その人がどのくらい私の講演に興味を持っていて,楽しんでくれているのかが,あるいは逆に,興味を持っていないかが,わかるからです。なぜならば,私の専門は同定/推定理論であり,相手の反応から相手の内部を推定することが,仕事だからです。そして,その反応を見ながら,話の内容や,話し方を適応的に修正します。すなわち,フィードバック制御しています。

ところが,webだとそれができません。そんなことは技術の進歩ですぐに追いつくと思いますが,そうならないと,本当の意味での web 授業は成立しないでしょう。

おそらく今年度いっぱい,通常の学会を開くことは難しく,オンライン学会,講演会,シンポジウムが主流になるでしょう。いろいろ解決すべき課題がみえてきました。

一方,オンラインの利点もたくさんあります。なにしろ高い旅費と時間をかけて出張しなくて良いのです。これは,特に地方に住む方にとって大きな魅力でしょう。また,自宅や職場で講演したり,受講できることも利点でしょう。

今後は,real と on-line のハイブリッド型の授業,セミナー,学会が主流になるでしょう。

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