第8回 制御部門マルチシンポジウムにおいて,オンラインセミナー「学生のための和文論文執筆のすゝめ」を開催し,足立が講演します。

このセミナーは,はじめて学術論文を書こうとする方,論文というものをどう書けばよいかわからないという方を主な対象としたものです。MSCS2021参加予定の方,SICE会員の方,ふるってご参加ください。

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企画:計測自動制御学会 論文集委員会・制御部門

日時:2021年3月4日 15:30-16:30

講師:足立 修一 (慶應義塾大学)

題目:「学生のための和文論文執筆のすゝめ」

概要:英文論文しか価値がなく,和文論文を書いて何がうれしいの? とお考えの超一流研究者のみなさんには関係ない話題でしょう.このトークでは,MSCSに参加している約95%の学生,そして,一流研究者・技術者をめざしている若手のみなさんが対象です.私が特にお話ししたいことは,母国語の教科書で最先端の技術を勉強でき,母国語で研究について議論し,そして論文を発表できる幸せを再確認してほしいことです.日本語できちんとした技術報告書や論文を書くことの重要性を述べ,そして,そのような論文を書くためにはどのようにすればよいかをお話ししたいと思います.和文論文がきちんと書けるようになれば,英文論文執筆のハードルはかなり低くなるでしょう。

講師略歴:足立 修一 君

 1986年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程電気工学専攻修了.工学博士.同年(株) 東芝入社.1990年宇都宮大学工学部電気電子工学科助教授,2002年同教授.その間,1993~96年航空宇宙技術研究所客員研究官.2003~04年ケンブリッジ大学客員研究員.2006年慶應義塾大学理工学部物理情報工学科教授となり,現在に至る.システム同定,制御理論とそれらの産業応用に関する研究に従事.計測自動制御学会創立30周年記念著述賞1等(1993年),計測自動制御学会著述賞(2007,14,19年),計測自動制御学会論文賞武田賞(2018年),計測自動制御学会論文賞(2019年),日本機械学会賞(論文)(1998年),電気学会産業応用部門論文賞(2016年),システム制御情報学会産業技術賞(2016年),電子情報通信学会論文賞(2020年)などを受賞.計測自動制御学会フェロー.IEEE,システム制御情報学会などの会員.

URL:

http://mscs2021.sice-ctrl.jp/program#%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC