自動制御連合講演会で池田雅夫教授(阪大)が特別講演されました。その中で印象的だった言葉は,「知るということは,活かすということをして,はじめて知るといえる」でした。これは中国の故事だそうですが,これを制御に当てはめると,制御理論(science)が「知ること」であり,制御応用(engineering)が「活かすこと」に対応するのだというのが池田先生のお考えでした。まさしくその通りだと思いました。人のため,社会のための学問を行うのが「工学」であり,われわれ制御工学者は,知るだけで満足していてはいけないことを強調されていました。

さて,池田先生の講演を聞きながら,勉強から研究への段階について勝手なことを考えていました。
Step 1 【高校生レベル】 答えが存在する,教えられた問題を解く。
Step 2 【大学受験レベル】 答えが存在する,教えられた問題の応用(変形)問題を解く。(汎化能力)
Step 3 【卒論レベル】 答えがわからない(未知な)問題を与えられとき,その問題を解く。 
Step 4 【修士論文,博士論文レベル】 問題を自分で作って,それを自分で解く。 
Step 5 【工学系研究者レベル】 社会に貢献できる問題を自分で見つけ,それを自分で解く。

通常の学生は,Step1と2で精いっぱいでしょう。 

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