講演者
牛場潤一 専任講師(慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科)
講演日時
2011年4月26日(火) 16:30~18:00
講演場所
セミナールーム3 (14-203)
講演概要
ヒトの頭皮上から計測される運動関連脳波を逐次解析することで運動企図 の有無を推定し、その結果に基づいて外部機器を制御するブレイン・マシン・インターフェース (Brain-Machine Interface, BMI)について紹介する。私たちは、医学部リハビリテーション医学教室との共同プロジェクトとして、 BMI技術を用いた脳卒中片麻痺上肢に対するリハビリテーションシステムを構築し、これまでの医療技術では回復が困難であった症例群において、皮質興奮性の改 善、随意筋活動の改善、上肢運動の改善などを認めた。本講演では、BMIのような理工学技術が医療現場 に活かされていく作業過程を含めて紹介し、医工連携研究についての「勘所」 について議論する。
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