講演者
大須賀 公一 教授(大阪大学大学院 工学研究科機械工学専攻)
講演日時
2017年9月5日(火)9:00~9:50
講演場所
軽井沢マリオットホテル
講演概要
生物に「知能」を感じる根源はどこにあるのだろう.我々哺乳類は大きな脳神経系を持っているので,当然そこから湧き出しているのだと感じるかもしれない.でも,脳を持たない生物や神経系すらもっていない生物は多数存在しており,彼らからもやはり「知能」を感じる.一方,近年のAIブームに先導され,ロボットの知能化が目指されており,そこでは高性能なコンピュータが主役になってきている.同じ知能を考えているのに,両者には大きな違いがあるように見える.本講演では,最近我々が開発したムカデ型ロボットi-CentiPotを主題に,2017年6月から始まった基盤研究S「昆虫のゾンビ化から紐解く生物の多様振る舞いの源泉」の考え方を加えることで,上の二つの間のギャップを考察し,その結果として,「知能」の源泉を探ってみたいと思う.
    # 足立研夏合宿中のセミナーのため,関係者以外は聴講できません。
リンク
ブログ記事