ちょっと前になりますが,10月21日にNHKのクローズアップ現代で,「シリーズ日本の“技術力”を活かせ(1)電気自動車」という番組が放映されました。
私は見ていないのですが,この番組を見た人から少しお話を伺いました。これまでのガソリン自動車から電気自動車への変わることにより,何が変化するのかについて解説されたそうで,「電気自動車はエンジンという厄介者がないため新規参入が容易で,世界で100社近いメーカが名乗りを上げていること,日本とアメリカや中国との技術格差が1年程度に縮まり,太陽電池や液晶の二の舞になる恐れもあること」などが指摘されていたそうです。
 「擦り合わせ型の日本」と「組み合わせ型の米国」という藤本隆宏教授(東大)の文章がありますが,日本が最も得意としてきた擦り合わせ型の開発手法をとってきた自動車産業は,電気自動車の時代にどのように対応していくのでしょうか? 興味があるところです。
 われわれも擦り合わせには注目しており,昨年,日経エレクトロニクスに「モービル・パワー・エレクトロニクス入門」という記事を15回連載し,擦り合わせについては,この連載を企画された廣田氏(カルソニックカンセイ)が解説されました。いま,この連載記事をもとに本を製作中です。来年に出版する予定ですので,こちらにもご期待ください。

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